鮎は、日本のほか、朝鮮半島から台湾までに分布しています。韓国では、いまだに日本の毛ばり釣りが残っていて、現地の人は毛ばりで鮎を釣ります。韓国の友人の結婚式に参加した際に、鮎釣りに出かけたときの記録です。
場所は、古都・慶州を流れる大鐘川という小規模な川。真っ黄色の天然鮎は、強烈なひきをみせたのでした。

大鐘川の河口。慶州の中心部から十数キロの距離です。地元の釣り人が鮎を毛ばりで釣っていました。

黄色い追い星の出た野鮎が毛ばりにかかりました。凄まじいひきです。日本の鮎は、放流に放流を重ねたせいで、性質が変わってしまいました。韓国の鮎は、すべて天然ですので、昔の鮎の性質が強く残っているのかもしれません。

あっと言う間にたくさん釣れました。最大20センチ。立派なサイズです。河口が近いので、ハゼのような魚、そしてボラも時折かかりました。

河口にある食堂にて。ここは、魚を選んで調理してもらう方式です。ホウボウのような魚を選んで、釣った鮎も焼いてもらいました。おかずは無料です。都市部は、業務用食材のようなものが多いのですが、こちらは手作りの味が多かったです。山菜の和え物がほろ苦くて、おいしかった。鮎は、河口の鮎なので、まだそれほど苔を食べていないのか、スイカのような香りはしませんでしたが、みずみずしい味でした。

韓国の釣り人に教えてもらった河口の釣具屋。淡水釣りの道具の中に、鮎の毛ばりもありました。種類はそれほどなく、本当に好きな釣り人は、自分で鮎用の毛ばりを巻くそうです。日本の毛ばりと、韓国の毛ばりを交換しました。

大鐘川 河口。こんな場所でも鮎がたくさん釣れました。15センチくらいの鮎でも、毛ばりにかかると、稲妻のようなひきで、糸が鳴ります。そして、簡単に上がってはきません。凄まじいパワーです。海沿いをしばらく北上すると、浦項(ポハン)という街があります。大きな製鉄所があり、ここの川にも鮎がのぼるそうです。

24時間朝食専門店がいろいろなところにあって、いつでも「朝食」が食べられます。これは、ニラのたっぷり入った汁に、イシモチの塩焼きがついた朝食セットです。二日酔いによいとされていて、鮎が釣れた喜びと、友人の結婚式で飲みすぎたため、この朝食が目をさますほどおいしかったです。
※ 韓国では、内水面で釣りをするときに、ライセンス(釣り券)は不要で、魚種にごとの漁期も定められていませんが、釣りをする前には、観光公社などに確認をしておいたほうがよいでしょう。